世界
わたしの瞳にうつる世界は、とても悲観的な世界だ。
病気、殺人、犯罪、いじめ、裏切り、不倫、騙し合い、人身売買、暴力、差別、レイプ、嘘
悲しいことばかりだ。
なにも楽しいことなんてないんだ。
人生が楽しいなんてのは、ただの逃げなんだ。
みんな、この悲しい世界から目を背けて、逃げて、快楽にふけっているだけなんだ。
みんな、怖いから、世界から逃げているだけなんだ。
どんなに逃げたって、逃げまわったって、わたしたちを待ち受けているのは、悲しくてつらい現実だけだ。
ばかばっかりだ。
神様なんていない。もしいたとして、こんなに悲しい世界をつくりあげた神は、ばかだ。
タチが悪い。こんな世界をわたしたちに投げつけておいて、お前のいうことをきけっていうのか。お前を賛美しろっていうのか。
楽観主義者は、ただのばかだ。輝かしい未来なんて、ばかの見る幻想だ。彼らには、脳みそがないのかもしれない。
現実から目を背けるな。
お前が見ているのは、幻想だ。
世界のどこかでだれかが苦しんでいること、飢えていること、のたうちまわって、路上でうめき声をあげながら死んでいくこと、その身体も、精神も、腐っていくこと
わすれないで。